会報
ニュースレター第51号巻頭言

アニミスティック・センシティビティと「生態智」を求めて  鎌田東二  昨年、2008年は「源氏物語千年紀」を祝い、顕彰するイベントやシンポジウムが多数開催された。確かに、『源氏物語』は類稀な、世界に誇りうる日本文学である […]

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ニュースレター第51号「研究の現場から」

近年の宗教学の研究状況と比較文明学  宮嶋俊一  宗教が文明の重要な一要素であることは間違いなく、それゆえに宗教学は比較文明学に様々な貢献をなし得ると考えている。そこで本稿では宗教学の近年の状況について簡単な報告をして、 […]

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ニュースレター第50号巻頭言

 森と文明      北村昌美  鶴岡で開催された比較文明学会第26回大会のシンポジウムのテーマとして「森から生まれる文明」が選ばれたとき、会員の多くはそのテーマに一瞬違和感を覚えたのではないだろうか。つい先年まで、「森 […]

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ニュースレター第49号巻頭言

「アメリカ文明の特質とは?」   森孝一  「9.11」直後の演説でブッシュ大統領は、「同時多発テロ」攻撃を「文明に対する攻撃」と位置づけた。ブッシュにとって、この場合の「文明」とはアメリカ文明であり、それは同時にグロー […]

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ニュースレター第49号「研究の現場から」

原理主義者の在り方~インドネシアのイスラム教と社会~  加藤 久典  イスラム教では、スンニー派とシーア派の存在がよく知られている。その派生の源はイスラム教の歴史に求めることができる。しかし、その伝統的イスラム教の宗派と […]

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ニュースレター第48号巻頭言

「バーチャル文明誌アーカイブ」の提案   杉田 繁治   2007年11月に行なわれた比較文明学会第25回大会は「文明と世界遺産」がテーマであった。すでに世界遺産 として登録されている件数は2007年8月現在で、文化遺産 […]

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ニュースレター第48号「研究の現場から」

枢軸時代・比較文明・日本研究—アイゼンシュタットについてのメモ—  奥山 倫明   早稲田大学で開催された先の学会で、伊東俊太郎先生の謦咳に接し、「精神革命」論の拡充への先生の意欲を伺った。私自身は先生の議論を、梅棹忠夫 […]

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ニュースレター第47号巻頭言

法則と自由  川窪 啓資  私たちは親先祖から精神的、肉体的遺伝を享け、出生後の家風、教育、環境などの影響によって性格や運命が形成されていく。俗に、良い星の下に生まれたとか、「親の因果が子に報う」などと言われている。しか […]

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ニュースレター第46号「研究の現場から」

  神戸市のHPによると、かつて文明博物館設置の構想があり、都市文明、科学技術文明、自然とくらしの文明の3つが支柱になる予定であったという。ところが2年ほど前に神戸市企画局に問い合わせたところ、HPは存在するが計画案はす […]

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ニュースレター第46号巻頭言

化石美術館構想  原田憲一   化石美術館とは、現在は海底や湖底だが1億年後には地層として地表に露出するであろう場所を選んで美術品を埋蔵し、未来世界で、人間とはいかなる生き物で、いかに生きたのかを語らせるための美術館です […]

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