第88回研究例会(10月2日)の詳細とレジュメ

 第88回研究例会は、「時間認識の比較文明学的考察」をテーマに、「東海大学・異文化交流研究会」との共催で、下記のような形により2部構成で行ないます。

 多くの皆様のご参加をお待ちしています(入場無料)

 

期日:10月2日(土)

会場:東海大学高輪校舎、 4101教室

■第1部

13時30分から14時45分まで

対談:染谷臣道氏(比較文明学会・会長)とインドネシア人

テーマ:「流され、追われ、何も見えずー現代日本人の時間観」

レジュメ

「唯一至高の神Tuhan yang Maha Esa」を建国五原則の第一に掲げるインドネシアは至るところ仏教、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教など諸宗教が満ち溢れ、時間観も複雑です。時間観の複雑さは日本も同様でした。しかし現代、直線的時間観(それもますます短縮化)の激流に呑み込まれ、流され、追われています。呑み込まれ、流され、追われば、行く先が見えなくなるのも当然。インドネシアも激流のなかにあります。しかし日本人と比べるとどこか違います。泰然としています。あの落ち着きはどこからくるのでしょうか。私たち日本人が学ぶところは多いように思います。

          

■第2部                 

講演者:片倉もとこ氏(国際日本文化研究センター名誉教授、国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、比較文明学会・名誉理事)

テーマ:「時間認識の比較文明学的考察

——『地球村』のフィールド・ワークをとおして」

 時間:15時から16時30分まで(質疑応答の時間を含む)

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