2018年度 第2回環流文明研究会のご案内

                                                2018/08/08

環流文明研究会各位            環流文明研究会
比較文明学会会員各位           副代表 星野克美、神出瑞穂

比較文明学会の活動の一環として環流文明研究会を下記の通り開催いたします。よろしくご参集ください。 

                                記
(日 時)  9月1日(土)13:00~16:00

(場 所)  東海大学代々木校舎 4号館(5階) 4505教室 
(内 容)  (1) 横山玲子:「自我と社会的経験との関係について」
フランスの社会人類学者レヴィ=ストロースは、現代の文明社会について、大量のエントロピーを生み出しながら、 そもそもの骨格を失って断片化し、社会の成員としての個人は、交換可能な無名の原子の状態へと おとしめられていくと指摘した。 このことは、単にかつて日本においても議論された人間疎外に留まらず、 現代文明が内包しているさまざまな負の側面に関わっているのではないだろうか。個人と社会との関係が今どのようになっているのか、考えてみたい。

(2)神出瑞穂:「共同体(コミュニテイ)思想の系譜と我が国のあり方試案」
世界的に不平等、格差、貧困問題が顕在化してきている中、 共同体から新しい文明の活路を見出そうとする動きが始まっている。
経済人類学のカール・ボランニーの思想と共同体の歴史を参考に 我が国の新しい共同体実現のための基本的考え方の試案を提示する

(備  考)(1)比較文明学会の会員は自由に参加が可能ですが、事前に
下記まで所属、お名前をご一報いただければ幸いです。
       (2)連絡先。
         科学技術・生存システム研究所  神出瑞穂
Email: kamide-mizuho@max.hi-ho.ne.jp