比較文明学会関西支部・九州支部合同研究会のご案内

日時:2016年3月12日(土)~13日(日)
場所:至誠館大学、萩市セミナーハウス
テーマ:こよみ以前—文明比較の可能性をめぐって
趣旨:暦法は太陰暦、太陽暦、太陰太陽暦に大別されるが、体系的な暦が成立する以前、人びとは1年のサイクルをどのように認識し、生活を組み立てていたのだろうか。いわゆる古代の四大文明において暦法の発達をみたことは周知の事実ではあるが、それ以外の地域においても人類はこよみを用いて生活していたことが知られている。ストーンサークルの一部やホライズン・カレンダーなどはその例である。今回の合同例会においては、古代の文明圏におけるこよみの存在を比較検討することによって、天文学の発展にともなう体系的な暦法の成立以前の状況に立ち入り、文明論としていかに展開できるのかについて議論したい。
プログラム:
 12日(土) 至誠館大学明教館1号棟102教室(一般公開)
        http://www.shiseikan.ac.jp/
   司会:原田憲一
   14:00~15:00 中牧弘允 「問題提起」
   15:15~16:15 服部研二 「ストーンヘンジの観点から」
   16:30~17:30 平井正則 「天文学の観点から」
  萩市セミナーハウスに大学バスで移動
   19:00~21:00 懇親会

 13日(日) 萩市セミナーハウス講堂(一般公開)
     http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/18/2416.html
   司会:中牧弘允
    9:30~10:30 横山玲子 「神々が運ぶ時間 —マヤの時間観念—」
   10:45~11:45 松本亮三 「ホライズン・カレンダー —感じられた時間から刻まれた時間へ— 北米と南米を中心として」
   11:45~12:15 総合討論
 午後は昼食&市内見学

宿泊:萩市セミナーハウス宿泊施設(11日、13日の宿泊も可)
 2月10日(水)までに下記に連絡(氏名、所属、年齢、性別)をお願いします。
 宿泊費は2,360円です。朝食、昼食代は別となります。そちらの希望もお受けいたします。
連絡先:中牧弘允(吹田市立博物館) h-nakama@rk9.so-net.ne.jp