石津達也『幕末と中国清末−「託古改制」からみた比較思想史−』

出版社:東洋出版
価格:2,100円+税
発行日:2015年6月12日
判型・仕様:四六判/上製
頁数:396
ISBN:978-4-8096-7774-8

内容紹介
明治維新のシナリオを書いた知られざる思想家・横井小楠、 明治維新に範をとった戊戌変法を開始せしめた清の思想家・康有為を始め、佐久間象山と馮桂芬、吉田松陰と章炳麟という三組六人の大思想家の比較を行い、「儒教文化圏・漢字文化圏」などと概括されがちな両国の差異を浮き上がらせた1冊!

序 章 「託古改制」から見た、十九世紀、東アジア(幕末・晩清)に於ける思想史の展開 —関係史としての幕末・維新史—
第一章 佐久間象山と馮桂芬 —日中の「洋務派」—
第二章 横井小楠と康有為 —日中の「変法派」—
第三章 吉田松陰と章炳麟 —日中の「革命派」—
終章 総括 —日中における『伝統』—