濱田 陽著『生なるコモンズ - 共有可能性の世界』(春秋社)
会員各位
濱田陽会員の著書が出版されましたので、お知らせいたします。
濱田陽 著 『生なるコモンズ - 共有可能性の世界』、春秋社、2022年5月。
共有への深みが、新たな文明をつくり出す
新テクノロジー、ヒューマニズム、宗教文化伝統…。文明の織りなす交差路で、わたしたちは自らを、自然・生きもの・つくられたもの・人知を超えるものといった、他なる存在と共に分節化し、新しい共有のありかたを探り求めている。
持続可能性を目指す一方で、分断化され平板化していく社会、揺れ動く人間像の只中に、秘められた共有可能性の潜在力を呼び覚まし、生なるコモンズによる文明の未来像を人文学から問う。
(春秋社HP紹介文より)
目次
内のうちへ
Ⅰ 共有可能性と人
第一章 新テクノロジーによる人間観の分断
第二章 人の存在を問う――ハラリに応え、西田幾多郎と出会う
第三章 動く関係性と共有可能性
第四章 空海の祈求
第五章 儒の学、最善を生かす知の実践
第六章 賀川豊彦と協同組合(コオペラティブ)
Ⅱ 生なるコモンズと共有文化、共有文明
第七章 現代文明と共有可能性の危機
第八章 持続可能性と共有可能性から、生なるコモンズへ
第九章 共有文化の創出と発見
第十章 共有宗教文化
第十一章 共有文明と共有軸
第十二章 共有権――所有権世界を相対化する
外のそとへ
参考文献
初出一覧
こころのアンセム
発売日 :2022年5月
判型・ページ数 :46判 / 316頁
定価 :2,970円(税込)
ISBN :9784393324011