吉野浩司『利他主義社会学の創造 —P.A. ソローキン最後の挑戦』(昭和堂)

 
 
吉野浩司会員の著書の紹介です。

ハーバード大学社会学部創設者ソローキン。都市、文化、社会学理論などその著作は社会学全般に及ぶ。投獄・ロシア革命・亡命と激しい時代の変化の中で、彼の人間を見つめる目は総合的な社会理論を構築していった。彼が最終的に目指した社会とその思想とは。

「目次」
序章 利他主義社会学の創造

〈第I部 ソローキン最後の挑戦〉
第一章 利他主義社会学の現代的課題
第二章 利他主義社会学の構成
第三章 超意識・観念的文化心性・利他主義
第四章 自己の深みへ
第五章 自己愛から利他愛へ
第六章 利他主義 対 戦争
第七章 日本の利他主義者「妙好人」

〈第II部 世界社会学史におけるソローキン〉
第八章 ロシア・コミ共和国におけるソローキン研究動向を中心に
第九章 寒村トゥリヤからサンクト・ペテルブルク大学までの足跡を追って
第一〇章 1920年代の亡命ロシア知識人とチェコスロヴァキア社会学
第一一章 現代イタリア社会学におけるソローキン
第一二章 日本社会学史とソローキン

終章 利他主義社会学の創造

発行:昭和堂
発行日:2020年5月
頁数:363頁
ISBN:978-4812219324

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