九州支部シンポジウム『天文と文明』開催のお知らせ(12/12)
九州支部シンポジウム『天文と文明』
1. 開催趣旨
1609年に、人類史上はじめて、ガリレオが望遠鏡を用いて天体観測をしてから、今年はちょうど400年目になります。そこで、ユネスコや国際天文連合(IAU)は、今年を「世界天文年2009」と定めました。 日本でも、そのような年にふさわしく、7月22日に、九州南部の海域で皆既日食の現象が生じ、日本列島の各地でも部分日食を見ることができました。
比較文明学会九州支部はその趣旨に賛同し、『天文と文明』というシンポジウムを開催することに致しました。現生人類は、その誕生以来、さまざまな天文現象を経験してきました。そのことが、文明のあり方や発展に、直接・間接に大きな影響を与えてきたことはまちがいないでしょう。このシンポジウムで、私たちは、地球という小さな惑星に生まれた人類とその文明が、天文現象とどのようにかかわりあってきたのかについて、多角的に考えてみたいと思います。
なお、私たちは、北部九州の大学に、本格的で、かつユニークな天文学教室が誕生することを願っています。なぜなら、天文学は人類最古の学問の一つであるのみならず、自然科学・人文科学などの枠を超えて、文明社会に対して根幹的な情報を提供するからです。したがって、身近にそのような研究機関をもつことは、とても大切なことだと思われます。このシンポジウムが、その目的のための足がかりの一つになることを強く希望しています。
多くの方々のご参加を心より願っています。
2. 開催日時 2009年12月12日(土)午後1時30分~午後5時30分
3. 会場 西南学院大学・西南コミュニティ・センター(福岡市早良区西新6−2−92)
約200人収容
4. 当日のスケジュール等
開始 13:30
総合司会 板橋義三(九州大学大学院教授)
実行委員長挨拶 前田芳人(西南学院大学経済学部教授) 13:30~13:35
基調講演 平井正則(福岡教育大学名誉教授)「 天文と文明—九州からの発信 」 13:35~14:05
休憩 14:05~14:15
シンポジウム 14:15~17:30
コーディネーターによる趣旨説明とパネリスト紹介 14:15~14:25
パネリストによる講演(一人当たり12分) 14:25~15:50
休憩 15:50~16:00
議論 16:00~17:10
フロアからの質問 17:10~17:30
閉会 17:30
5. パネリスト
佐藤孝裕(別府大学文学部教授)・・・マヤ文明と天文
永田潔文(福岡大学理学部教授)・・・福大市民カレッジを開催して
中野多恵(北九児童文化科学館プラネタリアン)・・・
「天文と文明ー福岡を中心とするプラネ施設とプラネ現場から」
西山浩一(アマチュア天文家)・・・みやきアルゲンテウス天文台の新星発見新記録
服部研二(香蘭女子短期大学教授)・・・ストーンヘンジと天文
藤原智子(九州大学高等教育開発推進センター助教)・・・世界遺産と天文学(国際天文連合2009総会から)
前田芳人(西南学院大学経済学部教授)・・・経済と天文
6. コーディネーター
平井正則(福岡教育大学名誉教授)
古賀ゆきひと(FBSアナウンサー)
7. 企画・主催=比較文明学会九州支部
8. 事務局=(株)地域マーケティング研究所内(事務局長=吉田潔)
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