小林道憲著『続・複雑系の哲学』(麗澤大学出版会)

小林道憲(福井大学教授・麗澤大学客員教授) 著

『続・複雑系の哲学 21世紀の科学への哲学入門』

前著『複雑系の哲学』では、今日の複雑系の科学と連絡させながら、〈存在とは何か〉という伝統的な問題を生成の立場から追究した。本書は、前著の続編に当たり、いわば〈複雑系認識論〉とも言うべき内容である。

動物の感覚・知覚行動という導入から、人間の認識へと至る叙述は、決して難解なものではない。

「われわれ観測者も、その世界の中に参加し、行為している」という〈複雑系認識論〉は、読者に全く斬新な「知の地平」をもたらすだろう。

特に、「理科系」の読者に、お薦め!

[主要目次]

第1部 行為的認識

第1章 感覚と知覚/第2章 意味と思考/第3章 発達と進化

第2部 認識のモナドロジー

第4章 相互連関性の世界/世界内観測と世界内行為/第6章 自己形成的世界

A5判・296頁

定価2,730円(本体2,600円+税5%)

ISBN 978-4-89205-578-2 C3010

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